認知症ケアに一本化した施設が、堺市南区に根を張る
初期の認知症の方を対象とした認知症対応型通所介護・介護予防認知症対応型通所介護を提供する専門施設として、デイサービスはつがは堺市南区栂に拠点を置く。食事・生活相談・自宅からの送迎を基本サービスとしながら、認知症進行予防プログラム「スリーA方式」を活動の軸に据えている。スタッフが認知症対策や歩行訓練に精通しており、少人数制の環境の中でご利用者様一人ひとりと向き合う体制を維持している。堺市南区全域・中区・西区の一部がサービス対象エリアで、家族送迎が可能であれば堺市全域への対応も行っている。
施設名「はつが」とロゴマークには、「雨後のたけのこ」のイメージが込められている。やさしさのシャワーを存分に浴びて、お仲間さんが元気にぐんぐん育つ居場所というコンセプトが、施設の空気をつくっている。「生きがいを見つけられた」「リフレッシュできた」という利用者の声が、このコンセプトが机上のものではないことを示している。
脳の廃用を防ぐプログラムが、日常の楽しみになる
「スリーA方式」は、脳の廃用性が認知症進行の一因という考えに基づき、独自の脳活性化訓練を日常の活動に組み込んだプログラムだ。指先を使う作業を順次取り入れ、会話やレクリエーションを組み合わせることで、ご本人が楽しみながら脳を動かし続ける時間をつくる。要介護度を維持・または上げないことを目標とし、「ご本人の喜びが継続すること」をプログラムの核に置いている。義務感のない参加が前提になっているため、続けられる利用者が多い。
大仙公園への外出ドライブなど、施設の外に出る活動も季節に合わせて取り入れており、閉じこもりがちになりやすい状況に変化をもたらしている。年2回の火災避難訓練ではBCP訓練も組み込まれており、防火管理士による水消火器の実技指導も行われている。日常の安全管理への取り組みが、長期利用する家族の安心感を支えている。
入浴設備のない施設が伝える、自立支援の本質
「お風呂はデイサービスで入るもの」という前提に、開設当初から疑問を持ち続けてきたのがデイサービスはつがだ。自宅でお風呂に入れる方が施設で入浴するのではなく、自宅での入浴を自分でリラックスして続けられるよう支援することが使命だという考え方が、この施設の方針を一貫して形づくっている。身体能力を落とさないために、今の生活環境を守り続けることを優先する立場は、利用者の自立を真剣に考えた結果だ。入浴設備がないことで施設の考え方を明確にしており、見学でその理由を聞いて共感する家族が多いという。
スタッフにとっても、入浴介助の身体的な負荷がないことは長期就労のしやすさにつながっている。腰痛の不安がある方でも無理なく働き続けられる環境であることが、スタッフの定着率を支えている面もある。現在パートスタッフ・認知症サポーターの募集を行っており、無資格からのスタートも歓迎している。
相談の入口を広く開く、地域の介護拠点として
株式会社ほほえみネットワーク竹城は、デイサービスはつがの運営に加え、「ほほえみのケアプラン」を通じてケアマネジャーによる介護保険サービスの相談・ケアプラン作成・障がい者支援計画の作成にも対応している。もの忘れ相談や認知症サポーター養成講座を通じた地域・行政との連携も継続しており、「信頼できるところに相談したい」という段階から受け入れる窓口として機能している。「家族の認知症が心配だが、どこから手をつければいいか」という状況の家族が、最初の一歩を踏み出せる場所になっている。専門スタッフが丁寧に話を聞き、必要なサービスや支援へとつなぐ姿勢は、施設全体に共通している。
見学では施設内の案内に加え、現在の介護状況を専門スタッフに直接話せる時間も設けられており、ご本人の生活リズムや性格に合った利用方法を一緒に検討できる。体験利用も受け付けており、まず雰囲気を確かめてから判断したい方にも対応している。電話072-295-8200、営業時間8:30〜17:30、定休日は土日。


