状態が変わっても、同じ地域で対応できる体制
介護サービスを選ぶ際の不安のひとつに、「状態が変わったときにまた探し直さなければならないのでは」というものがある。有限会社たんぽぽの家では、デイサービス単体から小規模多機能、住宅型有料老人ホームまでが早良区内で一連のサービスとして存在しており、同一法人の中で段階を移行できる。在宅での生活継続を最優先に置きながら、限界を感じたときに受け皿として「たんぽぽ遊寮」(早良区西入部5丁目)への移行が視野に入れられる。サービスの連続性が同一エリア内で保たれている点は、利用者だけでなく家族の安心にも直結する。
「老人ホームの利用をお考えの方は有限会社たんぽぽの家まで」という発信が続いているのは、このサービス連続性を伝えたいという意図の表れでもあると感じる。
固定スタッフが毎日いる、という安心の構造
有限会社たんぽぽの家の介護現場で大切にされていることのひとつが、スタッフの固定制だ。毎日同じ顔と名前のある人が迎えてくれるという環境は、認知症の方にとって混乱を減らす条件にもなり、一般的な利用者にとっても「気を使わなくていい」という感覚につながりやすい。食欲の変化、ちょっとした言葉、動きの重さ——こうした情報を蓄積できるのは、記録としての情報共有と、毎日顔を合わせているという関係の両方があってこそだ。「ちゃんと気づいてもらえた」という経験が、利用者本人にとっての信頼の根拠になっていくという声がある。
スタッフ間での申し送りが密に行われており、担当が変わっても前日の状態が引き継がれる体制が整えられているため、週の途中でスタッフが入れ替わっても情報の断絶が起きにくい仕組みになっている。
アニマルセラピーと自然環境——感覚に働く日常の仕掛け
デイサービスには看板犬がいて、その存在は施設に来ることへの楽しみとして機能している。動物との触れ合いが笑顔を引き出したり、表情をほぐしたりする効果について、アニマルセラピーとして正式に位置づけられているのが有限会社たんぽぽの家の特徴のひとつだ。施設外では、早良区の自然に囲まれた環境を歩く散歩が日課のひとつとして根づいており、季節ごとに景色が変わることが利用者の時間感覚を豊かに保つ一助になっている。「散歩が楽しみで来ています」という声がある施設は、そう多くはない。
レクリエーションルームや食堂、共用スペースが施設内に整備されており、屋内でも日々の変化を感じられる環境が用意されている。
見学・体験から始める、焦らない利用の入口
利用を検討し始めた段階で、有限会社たんぽぽの家では見学と体験利用の両方を随時受け入れている。実際の空間、スタッフの動き方、利用者の雰囲気——言葉や写真では伝わりにくいものを実際に確かめてから決められる機会が設けられている。短時間利用にも対応しており、デイサービス単体から始められるため、一度に大きな判断をしなくてよい段階的な入り方が可能だ。内野バス停から徒歩約4分という本拠地のアクセスは、見学に訪れる家族にとっても現実的な距離感で、気軽に足を運べる条件が整っている。
定休日なし、営業時間は8:30〜17:30。電話番号は092-803-0606で、石橋竜児代表のもと、早良区での地域に根ざした運営が続けられている。


