2025年6月設立の新体制で挑む多領域看護サービス
代表取締役丸山陸のリーダーシップのもと、2025年6月にスタートした訪問看護ステーションパナケアでは、医師の指示に基づく医療処置から日常の生活支援まで多方面にわたる在宅看護を展開している。チューブ管理や床ずれケア、医療機器の操作といった高度な処置に加え、健康観察や栄養指導も一体的に提供することで、病院と同等レベルの医療環境を自宅で実現している。医療保険・介護保険の両制度に対応し、利用者の状況に応じた最適なプランを組み立てている。
「誠実的・真摯的・意欲的」の3つを柱とする企業理念が現場の行動指針となっており、倫理観を持った責任ある看護実践を重視している。看護師の専門性向上に継続的に投資することで、地域の在宅医療基盤を安定させ、住み慣れた環境での療養継続を支援している。正直なところ、新設の事業所でありながらここまで体系的な支援体制を整えているのは印象的だった。
精神科専門領域での実績と認知症への対応力
うつ病や統合失調症、双極性障害といった精神科系疾患に対する訪問看護では、経験を積んだスタッフが症状の変化を細やかに観察しながら、服薬管理と生活リズムの調整を同時に進めている。パニック障害や不安障害の利用者に対しては、心理的安定を図りつつ社会参加への道筋をサポートし、段階的な回復を目指している。精神面のケアと身体的な医療処置を組み合わせることで、包括的な在宅療養を可能にしている。
認知症の方への対応では事故予防の環境整備や家族への介護指導に力を入れており、利用者からは「生活のペースを崩さずに済んでいる」という声が聞かれる。電話やLINEを活用した相談窓口も設置し、緊急時以外でも気軽に連絡を取れる体制を構築している。
24時間対応体制による安心の療養環境
営業時間は9時から18時に設定されているものの、緊急事態には昼夜を問わず対応できる24時間体制を維持している。長野市を中心とした対応エリアにおいて、社用車での迅速な訪問を実現し、利用者やその家族が来所する必要がない完全訪問型のサービスを提供している。初回利用時には丁寧な説明を行い、サービス内容への理解と納得を得てから開始する方針を徹底している。
入浴・排泄・食事といった基本的な生活動作では、利用者の自立性を最大限尊重しながら必要な介助を行っている。家族に対する介護技術の指導や負担軽減のアドバイスも積極的に実施し、介護疲れの解消にも配慮している。「夜中でも連絡できる安心感がある」と話す家族も多く、信頼関係の構築につながっている。
長野市青木島を拠点とした緩和ケア・看取り支援
長野市青木島1丁目27-1の事業所を拠点として、ターミナルケアと緩和ケアに注力した訪問看護を実施している。住み慣れた自宅での看取りを希望する利用者に対し、痛みの緩和や精神的支援を通じて穏やかな時間を提供し、最期まで尊厳を保った生活を支えている。医療的処置だけでなく、本人の価値観や希望を尊重した個別性の高いケアを心がけている。
家族の精神的負担にも目を向け、看取りに向けた心の準備や悲嘆のケアも含めた総合的なサポートを展開している。


